新型コロナ関連の看護師求人とは? 大規模ワクチン接種会場での接種や経過観察、コロナ対応感染症病棟勤務など

仕事

新型コロナウィルス(COVID-19)が流行して以後、看護師の業務環境も大きく変わってきました。COVID-19を発症した患者に対する隔離処置のため、従事する看護師の人材不足が顕著になってきています。求職活動中の看護師にとって、どのような基準でコロナ対応求人を選ぶのが適切なのか考えてみましょう。

看護師向け新型コロナ(COVID19)関連求人

国が主導する感染症拡大防止対策や、自治体ごとに実施するまん延防止等重点措置が断続的に続いており、いまなお油断ならない状況にあります。 看護職の資格をコロナに特化した求人で活かし、看護スキルを新型コロナウィルス流行の収束に役立てる方法にはどうすればよいでしょうか。

新型コロナ求人の種類

コロナ対応病棟の設備や複数回に及ぶワクチン接種が普及してくると、看護師求人も新型コロナに関係した仕事内容で募集されるようになりました。医療現場は慢性的な人材不足であり、看護師の求職者は多少のマイナス面に目をつぶって歓迎されます。具体的にどのような形のコロナ求人があるかご紹介します。

ワクチン接種会場

新型コロナウィルスが流行り始めたあと、新しく生まれた看護師求人がワクチン大規模接種会場での接種や経過観察、応急などの業務です。スポット(単発)求人のようにみえますが、大規模接種会場は数ヶ月単位で継続して運営され、ブースター接種の有効性が認められるとワクチンの接種回数も今後上乗せされる可能性が捨てきれない状況です。自治体によって大規模接種を開催する時期にもバラつきがあります。どこかで接種業務に携わった経験は、別の現場での採用選考にもプラスとなるでしょう。

感染症病棟に勤務

今や感染症病棟はコロナ患者の急増によって病床使用率がハネ上がり、それに伴って従事する看護師の需要も高まりました。自治体によっては新型コロナウイルス感染症対策協力看護師登録制度を設けて、宿泊療養施設に勤務する看護師を募集している地域もあります。急な高熱などで新型コロナに感染もしくはその疑いが濃厚な患者が集まってきているわけですから、当然そこに勤務する医療従事者への二次感染リスクは高いものになります。

コロナ患者向け訪問看護師

高齢化の進行により高齢者は増加し、コロナの発生で不要不急な病院への通院が減ると、結果として在宅での診療を希望する人が増えることになりました。今後も訪問看護事業はいっそう普及すると予測されています。訪問看護師は医療施設ではなく各患者の自宅を主な就業場所とし、フルタイムで院内に拘束される既存の看護業務とは労働感覚がだいぶ異なります。

リスクから見た新型コロナ求人

新型コロナに関係した求人は、一般的な看護のお仕事と比較してどのようなリスクがあるのでしょうか。感染症法上の分類という点では結核やSARSなどの2類に相当する新型コロナなので、現時点の感染リスクもそれに類する高さだと考えられます。

罹患しやすい職場環境

何度PCR検査を行っても感染してしまえばその時点で医療者から患者へと立場が変わります。新型コロナウィルスは強い感染力が特徴で、臨床で処置にあたる看護師は常にそのリスクに晒され続けることになります。そもそも新型コロナがパンデミックを起こす以前から、もともと感染症病棟はリスクの高い環境です。志の高い使命感がなければ務まらない仕事ですので、支給される手当の額をリスクと天秤にかけたりしているだけではやっていけないでしょう。

重労働に対して十分に高くない給与

一般的に看護師の給与水準は高いといわれますが、それが本当かどうかは仕事の大変さとの相対的な判断になります。高待遇に対して、伝染力の強い危険な感染症に絶えず接触しなければならない職場は、実感として割に合わないと感じても致し方ないでしょう。もちろんマスクや手袋、防護服、消毒殺菌などで感染予防は徹底された環境にあります。感染症業務のキツさが報われたと思えるくらい高い給与が欲しいものですね。

コロナ関連求人の探し方

病院やクリニック、介護施設はあらかじめ建物という不動産があり、事業計画に基づいて人材確保していくわけですが、新型コロナワクチンの職域接種や大規模接種会場は感染者数の増減やワクチンの確保状況、政治的判断によって急に決まり、急いで接種要員を集めなければならない性質の求人となっております。ちょうど転職活動中だったり、ブランクで休職中の看護師にとっては、そうした急募案件はまさにうってつけで割の良い求人といえるでしょう。

メディカル系求人サイトで検索

ワクチン接種会場でのお仕事に関しては、様々な看護師求人サイトに掲載されています。静脈内注射する採血と異なり、コロナワクチンは筋肉注射となります。接種後の経過観察や誘導案内、急変時の対応、物品管理、書類整理など周辺の雑務も含まれていることがありますが、いずれも研修が設けられフローが確立している業務となります。未経験で初めての人でも安心して応募できるでしょう。

転職に強い紹介派遣サービス

数多くの人材派遣紹介会社がある中で、看護師求人の、それも新型コロナワクチン接種案件を取り扱える会社となると絞られてきます。どの人材エージェントに登録するか比較して悩んだ際は、そこの求人を「ワクチン」「接種」など関連キーワードで検索して求人がヒットするか確かめてみましょう。

まとめ

新型コロナに関連した看護師求人は不定期に更新されます。看護職として多忙な日々の中で、求人サイトを毎週チェックするのは大変。なので、一度人材登録するだけで新着求人が届き次第、お知らせしてくれる紹介会社が手間もかからずおすすめできます。

仕事