看護師でワクチン接種の打ち手求人に転職する方法! 2年目やブランクでも就業可

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新型コロナワクチン接種が実施されるに伴い、注射の打ち手となる看護師の募集が各地で行われています。ファイザー製ワクチンおよびモデルナ製ワクチンは筋肉注射となり、採血などの皮下注射とは異なります。注射の打ち手が不足すると接種計画に影響が出るため、看護師の確保を急いでいる地域があります。ワクチン接種求人に応募するには、どのような方法があるのでしょうか。

ワクチン接種求人の探し方は?

これまで看護師の求職活動といえば、病院やクリニックなどの医療施設を想定した探し方でした。それに対してコロナワクチンの団接種会場は官公庁の建物内や広いホールがあるコミュニティセンターなど、様々な場所で行われています。この前例のない求人は、どのように探すとよいのでしょうか。

求人サイトを検索する

まずは一般的な看護師求人サイトで「ワクチン」「接種」「打ち手」などのキーワードで検索してみましょう。サイトによっては「ワクチン接種求人特集ページ」を用意しているところもあります。indeedなどの全職種を扱う求人サイトでは必ず「看護師」のキーワードを添えて検索しましょう。さもないと、例えば「ワクチン」とだけ入力すると「ワクチン予約受付のコールセンター業務」や「ワクチン接種証明書のデータ入力」といった看護師と関係ない一般求人がヒットしてしまいます。

接種会場の開催元に直接連絡する

職域接種は様々な企業や団体が個別に企画、実施しています。医療機関以外の場所で行う場合、ニュースやプレスリリースに連絡先を公開して、ワクチン注射の打ち手となる看護師を直接募集していることがあります。このような求人は求職サイトに載ってきません。Googleのニュース検索などで「ワクチン 打ち手 募集」と検索すると見つかることがあります。

打ち手求人に応募しても落とされる原因とは

打ち手不足の求人に応募したとしても、絶対に採用されるわけではありません。その原因が看護師のスキルとは全く関係のない、外的要因であることも考えられます。

人員が充足した

よくある不採用理由は、すでに人数分の看護師が確保済みとなり、求人募集を終了している場合です。地域によってはワクチン接種の打ち手求人が人気のお仕事であり、募集開始後に応募が殺到してあっというまに充足します。求人媒体の求人非公開が間に合っていなかったり、タッチの差で充足することもあります。

ワクチン入荷が遅れた

この原因は不可抗力なのですが、予定していた期日にワクチンの入荷が間に合わず、接種の受付開始が遅れるという状況が考えられます。2021年現在、印型コロナウイルスワクチンの流通はインフルエンザワクチンほど安定していません。製薬会社の生産体制に影響されたり、政治的で複雑な経路を経て供給されています。ワクチン入荷が当初の予定からずれ込むと接種会場の用意も時期がずれ、それに伴って打ち手となる看護師の雇用も遅らせることになります。

条件面で折り合わなかった

ワクチン接種会場の就業条件は地域ごとに異なります。給与や勤務形態、就業時間帯がネット上に公開されていないワクチン求人は、詳しく問い合わせてから判断することになります。応募後に先方から採用を頂いても、自分が希望する就業時間と折り合わない時や、勤務地が通勤困難な場所では、止むなく採用を辞退せざるをえないこともあるでしょう。

ワクチン接種業務に近い形の別のお仕事について

コロナワクチンの打ち手のお仕事は、主な業務として対象者への筋肉注射が占めています。また、ワクチンの希釈や接種済み待機者の観察も含まれています。それに近い内容の求人にはどんなものがあるでしょうか。もしワクチン接種のお仕事が不採用になってしまったときに、よく似た別の求人を探すための手がかりになります。

採血を行う健診センター

全国の健康診断センターでは、健診メニューの中に採血があり、日々多くの受診者へ静脈注射を行っています。繁忙期となると文字通り朝から晩まで100人以上に採血や血圧測定を延々とし続けるお仕事になります。コロナワクチン接種の場合は筋肉注射になりますが、雪崩式に注射し続けるところが業務としては近いといえます。遠方の病院や健診センターに移動して宿泊を伴う出張健診や、検診車で各地を訪問する巡回健診もほぼ同様の仕事内容です。

どうしてもワクチン接種のお仕事に転職したい時は

求人サイトでワクチン接種求人を探しても見つからず、接種の主催団体に連絡もままならない場合には、どんな最終手段があるでしょうか。ワクチン接種のお仕事は仕事量に対して日給や時給単価が高めに設定されていたりするものもあり、ぜひ転職してみたいところです。

人材派遣会社に登録する

医療系の求人を扱っている人材派遣紹介会社なら、コロナワクチン接種求人も確保している可能性があります。また、万が一不採用になってしまった場合も、接種業務に近い健診センターなどのお仕事を代替で引き当てしてくれるでしょう。コロナワクチン接種の仕事は静脈血管を狙う皮下注射ではなく筋肉注射となり、健康な人が対象となります。ブランクのある看護師や、2年目のナースさんにも紹介しやすいお仕事です。まずは医療系の人材派遣会社に登録して、どのような看護求人に応募できるか相談してみるとよいでしょう。現在他院に就業中の方も、今後いつ転職の機会が訪れるかわかりませんので予めの登録がおすすめです。

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